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プロのワンポイントコラム

 

◇ 調律はやっぱり必要!

 

これはチューニングピンです。ピン板という部分に埋め込まれています。そして、弦の端が表に出ているチューニングピン巻き付けられています。

 

ピアノを調律する時はこのピンに調律師はハンマーを差し込んで微細な加減で回しながら音程を合わせます。

 

このチューニングピンはピアノによってちがいますが、1台に220

〜230本あります。

1本分には約80Kg〜90kgの張力がかかり、ピアノ全体ではおよそ20tにもなります。

 

簡単に言うと

軽自動車が20台分

ピアノにぶら下がっているのと同じ張力が

常時かかっているのです。

 

だから調律は必要なのです。

◇ ピアノの音が響き過ぎるので何とかして欲しい❗

このような要望を調律に伺った際によくお客様からよく尋ねられます。先ずは響くというのはどのような現象なのかを考えてみると納得できる事と思います。

実はピアノが鳴るのとピアノが響くというのは全く別の話なのです。
一言で表すとピアノが鳴るというのはその構造上、物理的な現象。
一方ピアノが響くというのはピアノの鍵盤を弾いた時に出た音が部屋の構造によって発生する反響現象の事を言います。

一般的には和室においてあるピアノは畳が音を吸収するので音が響きにくく、洋間においてあるピアノは床や壁がピアノの音を反射するので音は響きやすいのです。
対策としましては、①床に毛足の長い厚めの絨毯を敷くとピアノの音を吸収して響きが緩和されます。
もう一つは窓に②厚手のカーテンを使用すると響きは緩和されます。

以上①②の両方を併用すると響きはかなり緩和されるはずです。

 

写真のような専用のスタンドで対処の方も

 

 

 ピアノの背面に設置し音量を軽減させます

  (価格の変動あり)

 

◇ YAMAHAピアノ修理の常識……

 

この金色に輝く部品なんだと思いますか。

 

これはYAMAHAの古いグランドピアノの天蓋を支える大事な金具なのです。

 

ソラシ堂はYAMAHA認定技術者が在籍しているので、このような特殊部品も調達できるのです。(YAMAHAの純正部品はYAMAHA認定技術者にしか提供されません。)

 

 なぜならばYAMAHAのピアノは1台づつ製造番号で管理されていますので。


◇ ピアノにかけるカバーは特に必要のないものです

 

ピアノの購入特典で付いてきたカバー。昔は分厚い生地だったかもしれません。

 

長らくかけっぱなしににしていますと、ピアノ内部の湿気の原因になることがあります。

 

厚い生地のカバーは、かけない方が良いでしょう。レースくらいなら。

 

ピアノの上が傷つくのがいやだから、という理由なら上には何も置かないことにこしたこと

はありません。楽譜などは別の棚に、水の入った花瓶はとうぜんNGです。

 

インテリアとしての薄手のカバーも時々は外して陰干ししてください。

 

 

◇ アクションのメンテナンスをした方がいいケース

長く使用、また放置されていたピアノの中には湿気によってフェルトが膨張したり、金属部品がサビたりして演奏に差し支えてしまうことがあります。

アクションのメンテナンスをした方がいいケース

① ピアノを少しでも弾いた経験のある方は弾いたときに違和感を感じる。

② お子さんが音がおかしいとしつこく言う。

③ 音の出ない鍵盤が、1箇所または数箇所ある。

等々の状態のピアノです。

※①~③までの症状が1つ以上確認されるのであれば ぜひアクションのオーバーホールをお勧めします。

基本的にはハンマーやジャックのセンターピン交換、
ブライドルテープの交換です。

それとともに鍵盤のブッシングクロス交換をします。

ネジを締め、ホコリの掃除もします。

またハンマーのファイリング、バットスプリングコードが切れているときは交換します。

◇ 演奏に差し支えない修理

何箇所かの店では、アップライトピアノのアクションにひどい問題が発生してるわけでもないのに、持ち帰り◯万円、もしくは○十万円になります。という事例があるようです。
 
ソラシ堂は演奏に差し支えない修理は、お客様との人間関係を切らせるべきではない、という考えから強くお勧めはしておりません。
 
ヤマハの古いピアノでは、フレンジコードという部品が切れてることがあります。
センターピンがサビて動きが悪いことがあります。
様々な不具合があり、お客さまからの依頼により、
鍵盤が上がらない
もたつくような場合には
当然直します。
 
経年劣化により、内部のサビ、クロスやらのヘタリは発生するでしょう。
見積り額が数万円もかかってしまうときには、お客様とお話し合いの上で進めてまいります。
 
フロントピンを磨くだけで鍵盤の動きが良くなることもあり、それは調律料金の中で行なっております。

虫害について

 日本ピアノ調律師協会からの情報記事写真です。

 

 

以下は、他で毎年調律をやっていたピアノの中の姫鰹節虫の実際の写真です。小さいのでスマホをお持ちの方は拡大して見て下さい。
よく見るとバランスクロス(赤く丸いもの)の淵に蟲喰いの跡が見えます。 毎年調律をしているピアノでもこの有り様です。

ソラシ堂では時間の許す限り、鍵盤下の掃除を行っております。

 

お問い合わせ E-MAIL info@sollasidou.com

☎ 029-875-9234