もう30年も前からピアノ生産は激減。斜陽の業界と言われていました。
確かアコースティックピアノの売り上げは1980年がピーク。消費税駆け込みで多少の波はあったけれど、減少の一途を辿りました。
眠ってたピアノは手放され海外へ行くか処分。
コロナが無かったとしても調律師の仕事は減って行くばかりでしょう。
会社に入って調律業務が合わなかったのか、転職した若者がいるなどの話を聞くと本人の強い希望があっての上でしょうが、大学へ進学して自身の強みを見極めてからでも良かったのでは?大きなお世話ですが、適性というものもありますから。
誤解ないようにいただきたいのですが、ビジネスマンならおわかりいただけると思いますが、どんな仕事でも綺麗事ではすまないことが大なり小なりありますね。
トップは売り上げを気にしないと会社は存続できない。
ヒラであっても営業力がないと厳しいでしょう。
個人経営の弁護士だって歯科医師だって。
あの賞を取った小説の主人公に憧れて…
なんて人づてに聞きますと、
静謐な優しいお話に共鳴して10代にはそう思う人もいるかもしれないと想像すると同時にトウが立った者は言葉がなくなります。
小説や映画が罪作りなわけではないけれど…
青年を取り巻くのは、古き良き時代を彷彿とさせます。
あの小説、映画の口コミやインスタなどでの紹介文を読みますと、大方良かった
というようなもので人気の高さがうかがえます。
確かに、物語の中は綺麗な世界です。北海道の森がイメージされました。
作者のお宅のピアノ調律師の言葉から着想されたような話をどこかで目にしました。わかりませんけれど、結構なお歳なのではないでしょうか?
現代であのような状況に居られる調律師はかなり少数なのではないかと
私には思われます。