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ときぐすり

10年以上前にカウンセリングの勉強会で教えていただいたアフォメーションとは前向きな言葉と記憶しています。

 

 

ネガティブな思考をポジティブ思考に変換し、脳内に栄養を与えて今よりもっとよくなるよう自分を大切にしましょう。そんか感じでしょうか。

 

 

それは健康で仕事を持ってるから出来ること?

ガンになってしまった・・大怪我を負ってしまった・・

それでも前向きになれる?

 

もし自分がその立場になってしまったとしたら??思い遣ったとして近しい者であっても、その苦悩は本人以外わからないのでは?

 

さらに、当人の症状から性質、価値観、生育歴、病歴等々によりくるでしょう。

テレビで、失明してしまった人が、あっけらかんとその事実を受け止め、前向きに生きてる姿に、自己で片足を失った人が、起こってしまったことは致し方ないから、前を向いてパラリンピック目指しますという姿勢に、この人たちの強さはどこから来るのだろう、彼らの生まれながらの資質なのだろうか?その見事な生き方が印象に残っています。

 

 

なんで自分がこんなことに、、

まさか自分がこんな目に合うなんて、、

絶望感に苛まれ、神を恨み、立ち向かうことなど不可能と病室のベッドの中でどん底に居る人が現在どれだけおられるか。

身内の者たちは、医師を信頼し、祈るしか術がない。

 

 

 

 

昔読んだ本。学校の先生が首を骨折し、寝たきりになり、手て絵を描けないから口で描いた星野富弘さんを思い出しました。不屈の精神。同じような画家が何人もおられるようです。諦めないと人間の能力は困難をも凌駕し、花開くという手本になる人たちがたくさんいます。

 

 

同時期に「時ぐすり」も教えてもらいました。時が解決することもあるという。

 ドナー以外には、たかだか二度、2週間程度の入院手術の経験しかありませんから大したことは言えませんが、病状が思うように好転せず、焦りと恐怖のどん底を味わったとしても時が経ち、どん底から這い上がる勇気が湧いてくれたらどんなにいいかと思います。