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調律の頻度

調律ピアノに対する考えやおうちの湿度、寒暖差の状況1年に1回行いましょう」これが、業界の長年に亘る自説です。

確かに、ピアノにとってそれにこしたことはないといえるでしょう。

楽器店で新らしいピアノを購入されると、弦が落ち着かないため、最初は半年毎の調律が決められていた場合がほとんどだったと思います。

 

近年は新品ピアノの売れ行きが減少し、中古市場の方が流れている印象です。そうした場合、納入調律のあとは翌年になります。「時期がまいりましたので」の連絡が入ることになります。

 

 

ピアノ内部にはかなりの張力がかかっていますから、微妙な変化が起こるのですが、少しの狂いですと気づかないか気づいていてもやり過ごしてしまうようです。水漏れやガス漏れ等で無いですから、教育費や食費に回ってしまいますね?

 

 

さて、調律の頻度ですが、使用が多いピアノの先生半年に一度頼まれる方もいらっしゃいます。逆にあまり弾いていない方にとっては間遠になってしまうようです。鍵盤が戻らないなど緊急の場合には皆さんビックリされてしまい、SOSが入りますが、音の狂いにはさほどの興味が無い方も一定数おられます。また、「毎年来てくれていた調律師さんから電話が来なくなっちゃて・・」と当方に連絡が入ることも。ケースバイケースです。

 

お客さまのピアノに対する考え方が様々であり、おうちの湿度や寒暖差の状況の違いがあり、ピアノの状態も様々です。そこで、基本的にしつこい電話はいたしませんのスタンスですが、ぼちぼちメールやらでお知らせもさせていただこうかと考えております。お得な情報はお耳に入れたい気持ちがあります。