· 

ベートーヴェンピアノソナタ第14番  嬰ハ短調Op.27-2「月光」

ベートーヴェンのピアノソナタ第14番嬰ハ短調Op.22-28 「月光」

超有名三大ソナタ。ベートーヴェンがつけたタイトルではなかった。

(スイスの湖のさざなみ・・・)とドイツの詩人がつけたのでしたか。

ベートーヴェン自身は13番14番を「幻想風ソナタ」と呼んだとのことです。

 

いつぞやエル・バシャさんのオールベートーヴェンコンサート開演前、後ろの座席での会話。

「3楽章はちょっと難しいけどさ、1楽章なら簡単だよ」

「そうなんですね~」

と男性方が盛り上がっていました。

第1楽章ドレミの名曲110選のBにありますから、まあそうなのでしょう。私は最初の何小節かで、ただ弾けばいいってものじゃないし、難しいかな、と思ってしまっていたので、微妙でした。

 

暗いから嫌い、と言っていたピアノの先生がいましたが、私第一楽章は(色っぽい)と思っているのです。変っていますか??聞いたことがないですけれど、人の感覚は様々ですから。

 

第二楽章は谷間の花?などと言われていたような…。ちょっと明るい感じ。でも、ピンと来ないのです。やっぱり第三楽章です。この前も書きましたが、ものすごく力が滾って来るのです。あの激しさが好きですね。ベートーヴェンは男性的な音楽と言われますから、多分、男性脳なのかもしれません。

 

「月光」第1楽章から第3楽章をつないだ演奏で滑る、宇野昌磨さん。世界選手権では苦しそうでしたが、今シーズン最後の国別対抗戦で悔いのない演技が出来る事を密かに期待しています。責任感が強いので、無理しなきゃいいのですが。