あれから7年、黙祷。
相次ぐ自然災害に遭い、亡くなった方、通常の生活が困難になった方、たくさんおられます。 災害が少ないと思っていた日本でした。それが、そうでないということ。
被災の経験者と直接被災しなくとも、その痛ましさが意識下に残り、人の気持ちや考え方に反影されていくのかもしれません。
2年前の本屋大賞作『羊と鋼の森』が映画化されますね。
"綺麗ごと”のファンタジーですが、こういった文体、内容の持つ静けさの物語が癒されるのでしょうか。殺伐とした世界情勢から切り離された、特に舞台が北海道というのも魅力。本州から見たら厳しい自然の反面、包み込んでくれるような雄大さが憧れにつながるような・・・。さらに、自分の仕事に集中して、それにどっぷりつかれる主人公の恵まれた状況。
現実に疲れ果てた人にとっての憧れなのかも・・・。