普通のピアノは約230本の弦が張ってあってさぁ…それからねぇ…
で、要するにピアノには一本平均、約90Kgの張力があってね。90Kgが230本あるわけで、掛け算すると20tと700Kgの張力が掛かってるわけよ。
とまあ、我々は調律に伺うとそんな事ばかり昔からお客さん家で偉そうに宣ってる訳ですよ。
ピンと来ないよねー。
ある調律師は、象さんが20頭分だよとか、自動車が20台だよーとか言って、ピアノが張力で音が狂いやすい楽器なんだ。だから1年経ったら絶対に調律しなきゃいけないんだよ。みたいな話をするのが当たり前なんだ…
でもまだ、ピンと来ないよねー。
ではこれならどうだ。
「おじさんはね…体重が80Kgあるわけよ。だからおじさんより10Kg
も重たいメタボのおじさんが、このピアノに230人も必死に音が狂わないように、汗水垂らしながら支えておるんやでー。」
と、
これ言うとだいたいのお客さんは
「そんなにピアノには張力がかかってんでっかぁ?らっ、来年もぜひ調律お願いします。」って冷や汗流しながら言って下さるんやで~
ほんま…
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