夏です。というわけで、とある北関東の歴史有る街中の小学校のピアノを調律しているときの体験です。数年前になりますか・・・
当時私は、学校が夏休みのこの期間、盆休みも取らずに県内の小中学校の調律で東奔西走していたんです
"暑さの中に埋没していた或る日のこと・・・
今日は古代遺跡として指定されている歴史遺産の敷地内に在る小学校の調律です。毎年行っているから校内の何処に音楽室があるかは、目を瞑ってでも行けます。
で、いつも通り職員室で預かった音楽室の鍵で入った。
先ず最初に部屋中の窓という窓を急いで全開する。
外ではこの暑さの中、歴史発掘作業の人たちが働いている。
さて私はグランドピアノの蓋を開けて調律の準備をしている。
そんな中・・・はっきりと聞き取れる声で・・・・・
「ね~何やってんの?」の声・・・・・
大方、作業員同士の会話だろうと外を見に行ったんですよ
まあコンポだとか小型重機なんぞが動いているわけで、結構ピアノ調律には差し障るくらいの騒音だ!暑いのを我慢して作業をしている校庭側の窓を開け閉めしたわけです。
Aの音を音叉でとって調律を始めて少しするとまた・・・
「ね~、何やってんの?」の声・・・校庭側の窓に近寄って外を見たけれど会話している人は誰もいない!
>おかしいなと思いながら調律を再開した途端・・・
「・・・さっきから 何やってんの?って聞いてんのに!・・・」
声は私の右方向からはっきりと・・・<
その途端、私確信しましたね
体中にミミズが這い上がってくるような寒気を感じる、、
恐る恐る振り向くと、私の肩越しにものすごく大きなおじさんの顔だ!!
これには驚きましたね・・・
白い長袖のワイシャツを着て、折り目のついたグレーの夏ズボン。ピカピカに磨いてある黒革の靴!
えっ・・・あなたが気づかないうちに
誰かが音楽室に入って来たんだろうって?そんなことありませんよ!だって音楽室は」2階にあるし、廊下側の入り口2か所は調律していても見渡せる場所に私いたんですから・・・
あぁ怖っ・・・。
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