と・・ある北関東の都市で・・・
これは、ある地方都市のある程度名の知れたピアノプレイヤーのコンサートでの,
リハーサル前のステージでゴタゴタした最中での調律中の一件です。
調律作業というのはですね<span lang=EN-US>…</span>言わして頂けば精神労働で、とても神経使うわけですよ。
まして今日はしくじれない大事なコンサート調律の真っ只中!触れられただけで瓦解する。それほどこちらは神経パツンパツン!血圧値
そこで、現れたのは、鼻の穴から空気吹き出してイノシシのごとく何故かムダにテンション上げている興奮ぎみの調律依頼主の楽器店の社長様
ドタドタとステージのスタインウェイの前にやって来ると、いきなり 人差し指で鍵盤を親の仇のごとくポン ポン ポンッと叩きながら
ここからは丁寧語に変換させて頂きます。実際は敬称なしの修羅場<
あのですね?〇〇さん この音
あぁそんなに叩くと弦が切れるぅ!
指定された通りA442にしてくださいましたよね
相変わらず人差し指で親の仇打ち人差し指一本ピアノ叩き
私も其れなりに入れ込んでるから、カチンと来て。
一言…いいえ!
えっ何て言ったんですか
いえ!
その社長が御指摘の音は442HZには調律しておりません!
すると
どうしてなんですか?どうしてなんですか?どうしてなんですか?
まぁザッと数えて 600万回も、まくし立てて、仰ったでしょうかね
で、私はそのアホらしい質問にしばらく答える気持ちが萎えた脱力感に咄嗟に見まわれて唖然とした刹那!
あの~社長の今夢中で叩いていらっしゃる音そこはオクターブ上の音でして 442Hzではなくそこは、
884Hzなんです。
と実は言いたかったんですが。本当は!
言えませんよね やっぱり・・・
コメントをお書きください