田舎の農業高校に、楽器営業で行った時の出来事…
まあ、目的の学校に着いて校舎前に営業車を縦列駐車して、管楽器の営業資料やら何やらを抱えて車のドアーを閉めたところ、「○○ヤ~」「○○ヤ~」
※以下は我が心の内…うるせ~な。花火屋じゃねぇ~ぞ。全く人の事何だと思ってんだ。…
当時私は、花火大会の時分に掛け声の必ず聞かれる屋号と同じ名前の楽器会社に勤めてたんです。
「上だよ…上見ろよ…」…その声で反射的に上を見上げると…
我がご尊顔に、バシャ、バシャ、バシャ、と3回…バケツで水を掛けられた。暫しの呆然…校舎の2階からだ。もう、着ていたジャケットびしょびしょだ。我に返って校舎を見上げたが、当然、下手人の生徒は逃げていない。こうなると、もう営業どころではない、楽器なんか売れなくたっていいんだ。犯人探しの方が大事だ。
とゆう事で、職員室に知り合いの先生に掛け合いに行った。
「どっ、どうしたんですか?○○さん…顔から水が流れてまよ…」
あったり前だ、今バケツで水を生徒に掛けられたんだから…その事を説明していると、気の毒に思ってくれたのか、教頭先生までも、その水かけばなしを聞いて下さり、「これから、校内放送で犯人の生徒を職員室に呼んで謝罪させますから。」との事。噂によると、教頭先生空手5段だそうだ。これは、頼もしい。で、間もなく校内放送。
〓ピンポンパンポ~ン、「おい、こら、今○○楽器さんにバケツで水をかけた生徒…成敗してやるから職員室まで来い。」
…怖わ~ッ。成敗だってよ。
ダメだこりゃ…
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