エンドレスな私の葛藤とは・・・

エンドレスな私の葛藤とは…

「私は、この調律の音好きです」
 えっ…またか!なんで調律御上手なんですねって素直に言ってくれないの⁉
私が調律すると大体似た事をおっしゃるお客様が多いのですが調律師の立場からすると、これが本音でしょうかね〜。
勿論誉めて頂いているんで、とても嬉しいのですが…⁉
待てよ…これって、もしかひょっとして調律がほんの一寸、気になるんだけど、婉曲的に抗議しようとゆう気持ちの表れなんじゃないか?と子供の頃から誉められた為しがない癖で、つい余計な事を思ってしまうんですよ。
いや、待てよ…婉曲的に抗議しているのだとすれば、此方の性格を充分分かっていらっしゃる筈のお客様だから、そのような言い回しをしても私は解らないだろうなと判断して、むしろ、率直に伝えて下さる筈だ。

でも、待てよ…率直な考えを私に伝えたとしよう。私は、自他共に認める単純な性格のほうだから、率直に言ったら、カチンと来て、その場の雰囲気を壊すと面倒くさいから、多分、お客様はそうは言わない筈だ。

でも、待てよ…最近お客様は、私の事を以前と違って、人生の酸いも甘いも甘い味わい尽くして、性格の厚みが増してらっしゃいました。と言って下さるお客様も又、増えて来たから…
やはり、お客様としては、婉曲な言い方をするのは、大人として当然だな…

でも待てよ…。でも待てよ…。

 とまあ、今日も今日とて、私の果てしない心の葛藤は、エンドレスに続くのでありました。
ジャンジャン…